1:ネタデス@\(^o^)/:NG NG BE:601381941-PLT(13121).net
関係が泥沼化、京都市が7億5000万円請求するもIT企業は支払い拒否

京都市が進めていたシステム刷新の稼働が遅延している件で、京都市とシステム開発を受託したシステムズ
(東京・品川)の関係が泥沼化している。京都市は開発遅延の責任を巡って2017年10月12日、システムズに対して
10月27日までに約7億5000万円の損害賠償を支払うことを求めていた。ところがシステムズはこの支払いに
応じなかったことが、日経コンピュータの取材で分かった。京都市とシステムズともに、訴訟に発展する可能性を
否定していない。

京都市の情報システム部門に相当する総合企画局情報化推進室は2014年から81億円を投じて、基幹系システムの
刷新プロジェクトを進めてきた。この基幹系システムは、国民健康保険や介護保険といった福祉系のほか、
徴税、住民基本台帳の管理など18業務を担うもの。NEC製メインフレーム上にCOBOLプログラムで構築した
システムで、稼働後約30年が経過している。

福祉系のオンラインシステムはリライト(プログラムの他言語への書き直し)を無事終えたものの、システムズが
受託したバッチシステムのリホスト(プログラム言語を変えない移行)が遅延。稼働予定の2017年1月に稼働できず、
現在も稼働していない。

(略)

■埋まらぬ溝、7億5000万円の請求へ

京都市議会で京都市は、システム刷新が失敗した原因について「システムズの作業品質、プロジェクトマネジメント能力の
問題」と主張。「調査報告書の内容を踏まえ、遅延の原因は本市に無いものと考える」としており、責任はシステムズ側に
あるとの考えを示している。一方システムズは、「京都市が実施すべき現行システム分析の不備と、これによる
基本情報の不足」と反論している。

こうした状況を踏まえ、京都市は契約解除2日後の10月12日、システムズに対して7億5024万4003円を請求。
内訳は、京都市がシステムズに2016年までに支払った5億662万5000円とその利息(2318万7307円)、ならびに
現行システムの改修・運用費のうち、稼働遅延と「相当の因果関係」(同資料)があって、現時点で判明している
損害賠償の2億2043万1696円(改修費は1億8710万1453円、運用費は3333万243円)である。


(略)

■システムズは約2億円の未払金と数億円の作業費を請求する意向

損害賠償を請求されたシステムズは、「一方的な契約解除には応じられない」(栗尾重光執行役員マイグレーション
事業本部長)として支払いを拒否。2017年1~3月に約1億9000万円分の未払いが発生しているうえに、「数億円分の
スコープ外の作業費も発生している」(同)として、いずれの金額も京都市に請求する考えを示した。栗尾執行役員は
「協議解決の道を京都市に閉ざされたので、裁判も視野に入れて準備を進めている。裁判するかは早々に決めたい」と話す。

(略)

全文はソースで
日経コンピュータ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/110201189/

参考:企業側の主張
2017.10.16 平成29年10月11日の京都市公報(お知らせ)について
http://www.systems-inc.co.jp/newsdetail/?pid=662
【【泥沼】 京都市のシステム開発失敗、IT企業に7億5千万円の損害賠償請求 企業側は支払い拒否 】の続きを読む