東大

    WS000012


    1:ネタデス@\(^o^)/:NG NG BE:601381941-PLT(13121).net
    東大、長年観測が待望されていた電子の「震え運動」を検証

    東京大学(東大)は8月16日、電子が常に光の速さで震動している現象を固体中の電子を使って確認することに
    成功したと発表した。

    同成果は、東京大学大学院理学系研究科 岩崎優氏、東京大学物性研究所 勝本慎吾教授らの研究グループに
    よるもので、8月11日付の英国科学誌「Scientific Reports」に掲載された。

    真空中の電子は常に光速で細かく動いており、この電子の「震え現象」は、理論物理学者シュレディンガーが、
    電子の相対論的方程式の理論的研究において発見した。その振動数は1秒間に2.5×1020と言われており、
    観測は事実上不可能である。固体中の電子も同様の震え現象を起こし、その振動数は真空に比べて遥かに
    低いが、それでも測定は困難であると考えられてきた。

    同研究グループが今回行った実験では、InAs(インジウムヒ素)を用いて電子を2次元に閉じ込めた。さらに、
    電気抵抗が量子化する量子ポイントコンタクトと呼ばれる細い隙間を用意し、ここを通る電子のスピン方向を
    揃えた。この量子ポイントコンタクトを電子が散乱されずに走る平均距離の2倍の距離に向かい合わせに
    置くことで、散乱体が複数個立っている設定になっている。

    「震え運動」の理論によると、2次元面に平行な磁場は、震え運動の振動数を変化させるため、電子が散乱体に
    当たるときの角度が変化し、小さな震え運動が散乱角度の大きな変化となる。これによって微小な「震え」が
    増幅され、全体の電気抵抗に大きな揺らぎが現れる。実際に、低温0.1Kに冷却し、電気抵抗を測りながら
    横向きに磁場を加えていくと、磁場に対してノイズのような揺らぎが現れた。震え運動を仮定した計算機
    シミュレーションでも、この実験結果を再現できることが示されている。


    量子ポイントコンタクトと呼ばれる狭い部分(青色)を通った電子(緑色)は「震え振動」をしながら進む。
    この電子が散乱体(茶色)に当たり跳ね返って、抵抗の振動として検出される (出所:東大物性研Webサイト)

    同研究グループは今回の成果について、長年実験的な検証が待たれていた電子の震動現象が、
    意外に大きな電気抵抗揺らぎとして現れることを示し、現象の検証と新たな揺らぎの発見とを同時に
    行うことができたものであると説明している。

    http://news.mynavi.jp/news/2017/08/17/186/
    【電子「震えが止まらない」】の続きを読む

    1:ネタデス@\(^o^)/:2017/05/12(金) 06:47:35.42 ID:CAP_USER9.net BE:511393199
    「カラス侵入禁止」。そう書いた紙をつるしたら、本当に来なくなった――。
    岩手県大槌町にある東大の研究施設は春になると、カラスに「警告文」を出す。研究者が放つ奇策だ。今年で3年目、東大が連勝している。
     4月中旬の午後、大槌湾に面した「東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター」の1階で、佐藤克文教授(動物行動学)がパイプや窓枠に紙をつるしていた。
    パイプ周りの断熱材はむしられてボロボロだ。「カラスが巣作りで持っていきました」。佐藤教授は苦笑いする。
     センターは世界的な海洋研究の拠点として1973年に前身がオープンした。
    だが、震災の津波は3階建ての最上階まで到達した。その後、3階だけ仮修復したが、1、2階はがれきの撤去後、物置になった。

     佐藤教授によると、カラスの被害が目立ち始めたのは15年春。むき出しになった1階天井のパイプの断熱材がむしり取られ、羽根やフンが落ちるようになった。
     津波で周囲の住宅が壊滅して人影が消え、センターも扉や窓がなくなった。このためカラスが繁殖期に建物に入り込み、巣作りの材料として断熱材を「拝借」するようになったらしい。

     センター職員から相談を受けた佐藤教授も決定打がなく、知人で「カラスの専門家」の宇都宮大「雑草と里山の科学教育研究センター」の竹田努研究員(環境医学)に相談したところ、
    「警告文を出してみては」とアドバイスがあった。

     佐藤教授は「冗談だろう」と思ったが、試しに警告文をつるしてみると、カラスはすぐ来なくなった。一時的かと思われた効果も長続きした。
     竹田研究員によると、警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指さしたりすることで警戒して寄りつかなくなる、ということらしい。
    「不思議に思って、みんな空を見るでしょ」
     佐藤教授は今年も数十枚の警告文を建物にぶら下げた。津波の痕跡が生々しいセンターの頭上を数羽のカラスが飛び交うが、スタッフや学生は出入りの際、ちらちらと空に目をやる。
    「見る人が増えれば増えるほど効果が上がる。お気軽にお越しください」


    朝日新聞デジタル 2017年5月12日5時50分
    http://www.asahi.com/sp/articles/ASK4L2VWFK4LUJUB003.html
    【【カラス】「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設】の続きを読む

    このページのトップヘ