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1:ネタデス@\(^o^)/:2017/07/30(日) 04:39:15.80 ID:CAP_USER9.net
全体的に未婚率が上昇したことに伴い、職場においても男女とも未婚の独身者比率が高まっています。
そんな中、増えているのが独身者に対するハラスメントです。

ハラスメントとは、直訳すれば「嫌がらせ」という意味で、「他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えること」。
代表的なところでは、性的な発言や行動によるセクシャルハラスメント(セクハラ)、職場で職務上の地位や優位性を背景に業務の範囲を超えた肉体的、精神的苦痛を与えるパワーハラスメント(パワハラ)、妊娠、出産、育児に関するマタニティハラスメント(マタハラ)などがあります。

■ 結婚しない男女を痛めつける「ソロハラ」の実態

そして今回取り上げたいのは、結婚しない男女に対するソロハラスメント、略して「ソロハラ」です。
もちろん、なんでもかんでも「○○ハラ」扱いにして、言葉だけが次々と生まれてくる状況に対する批判もあるでしょう。

しかし、ソロハラには、結婚する・しないの問題を超えて、「ソロで生きる」という個人の生き方そのものを否定しかねない問題をはらんでいます。
そういう意味も込めて、あえて「ソロハラ」という言葉を使用します。

かつて、ソロハラの対象(被害者)は、その多くが女性でした。
それこそ高度経済成長期には、適齢期の女性社員に対して男性上司が「そろそろ結婚しないのか」「彼氏いないのか」なんて声をかける風景は日常的なものでした。

それでも未婚のままでいると、今度は「なんで結婚しないの?」という追及的な質問に変わり、果てには「結婚というものはいいもんだぞ~」「人というのは、結婚して、子どもを育ててこそ一人前なんだぞ」という飲みの席での説教に変わっていきます。
そして、見過ごされがちですが男性に対する同様の言動も存在します。

昭和の時代であれば、「よく見られる光景」で済まされたかもしれませんが、いまやこれは立派なハラスメントと認定されます。
しかし、いまだに上司や先輩からの「イジリ」ネタ程度で処理されていないでしょうか。

また、女性の場合は、男性からだけではなく、同性の既婚者からのソロハラも多いようです。
以下は、私が実施した独身女性に対する対面インタビュー調査で出た意見です。

「既婚者の職場の先輩(女性)から、独身は自由でいいわよね~、時間もおカネも全部自分のために使えるし……と、いつも嫌味っぽく言われます」(34歳女性)

「結婚したいなんて一言も言ってないのに、先に結婚した同期から顔合わせるたびに説教されます。
理想が高すぎだと。もう若くないんだから、自分のレベルをちゃんと見極めなさいって、延々と。本当にしつこいし、うざい」(30歳女性)

厚生労働省の平成24年「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」の報告書にも、こんな発言が紹介されていました。

「いい年をして結婚もしていない、子どももいないから下の者に対して愛情のあるしかり方ができない、と言われた」(40代女性)

ひどい理屈です。
子どもがいれば愛情あるしかり方ができるのでしょうか??

そこに何の因果関係があるというんでしょうか??
同様の例は当然男性も受けているのですが、あまり表面化しません。

■ 「未婚の市長とは議論できない」

企業内においてだけではなく、議会でもこうした問題が発生しています。
ひとつは、2014年6月東京都議会本会議において起きた、塩村文夏議員に対するソロハラヤジ騒動です。

塩村議員が妊娠や出産に悩む女性の支援策について質問していた際に、男性議員からの「結婚したほうがいいんじゃないか」などのやじが問題視された件です。
東京都には1000件を超える抗議が寄せられ、テレビなどでも報道されました。
日本国内のみならず、欧米にまでその報道は広がりました。

もうひとつは、2016年に秋田県大館市議会で発生した、女性から男性に対するソロハラです。
60代の既婚女性議員が市議会で、40代独身の福原淳嗣市長に対し「未婚の市長とは議論できない。結婚を」と発言した問題で、当該女性市議には戒告処分がなされました。

http://toyokeizai.net/articles/-/181926
※続きます
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