1:ネタデス@\(^o^)/:2017/06/16(金) 09:04:14.00 ID:CAP_USER9.net
県内全域で雨が極端に少ない状態が続き、静岡市を流れる安倍川で6月上旬から、河道が途切れる「瀬切れ」が発生している。

安倍川は河床の高い「天井川」で従来も渇水期に河道が分断することはあったが、
梅雨入り後の瀬切れは「この半世紀で記録にも記憶にもない」(安倍藁科川漁協)という異常事態。
関係者は漁期が解禁になったばかりのアユをはじめ、生態系への悪影響を懸念している。

瀬切れが起きているのは、同市葵区の狩野橋上流から安西橋下流にかけての2キロ程度の範囲。
漁期中毎日、監視活動を行っている同漁協によると、11日に発生して徐々に面積が広がっているという。
水たまりのように残った河道には体長10~15センチほどのアユが数多く取り残され、助ける方策もないため鳥に補食されている。

国交省が同区牛妻の安倍川近くに設置している観測所の雨量は、
平年と比べて5月が38%で、6月に入ってからはわずか4%にとどまる。

同省静岡河川事務所によると、現状は伏流水が十分あるため水利用に支障はないが、
河川環境維持の観点から工業・農業用水で節水を呼び掛けている段階。

松村昭洋副所長(52)は「空梅雨が続けば、取水制限を検討しないといけないが、
瀬切れを解消する決定打はなく、雨が降るのを待つしかない」と苦境を打ち明ける。

川が干上がった状態が長期化すると、川と海を行き来するアユやウナギなどの遡上(そじょう)が
妨げられるだけでなく、水生動植物にも深刻なダメージが出る恐れがある。

伊久美正男同漁協組合長(68)は「生態系が壊れてしまわないか心配。
流域住民全体で水の大切さ再認識し、節水を心掛けてほしい」と訴える。

http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/370613.html

瀬切れで河道に閉じ込められたアユを心配する安倍藁科川漁協の監視員=15日午後、静岡市の安倍川狩野橋周辺


安倍川の瀬切れ発生場所

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