WS000022


1:ネタデス@\(^o^)/:NG NG.net
500年沈黙してきたイタリアの巨大火山に大噴火の兆候と専門家が警告

イタリアにある「Campi Flegrei(カンピ・フレグレイ)」は、世界でも指折りの危険な火山として知られています。
そのカンピ・フレグレイが、約500年の休止状態を終えて、ついに噴火目前の臨界状態に近づいている兆候が
見られると科学者が警告しています。

Progressive approach to eruption at Campi Flegrei caldera in southern Italy | Nature Communications
https://www.nature.com/articles/ncomms15312

Experts warn that Italy's supervolcano could be closer to an eruption than we think - ScienceAlert
http://www.sciencealert.com/the-first-supervolcano-eruption-in-our-lifetime-could-be-closer-than-we-think

カンピ・フレグレイはイタリア語で「燃え盛る畑」を意味する平原で、イタリアの中心都市のナポリの西に
幅12キロメートルのカルデラが広がっています。一見、平原に見えるカンピ・フレグレイですが、巨大な
カルデラが多数あることから分かるとおり、世界でも危険な火山の一つに数えられる危険地帯で、火山の
大部分は地中海の下に隠れており、海中には24個のクレーターからなる大火山となっています。


このカンピ・フレグレイは、20万年前の噴火によって1兆ガロン(約3.7兆リットル)の溶岩が噴出して火山が
崩壊するとともに巨大なカルデラが形成されましたが、その大噴火によってネアンデルタール人が絶滅した
とする説が2010年に発表されるほど、激しい火山活動を行うことで知られています。比較的近い時期としては、
3万5000年前と1万2000万年前に2度大規模な噴火が発生していることもわかっています。しかし、1538年の
規模の小さな噴火が8日間続いて以降は、カンピ・フレグレイは休止期間に入っていると見られていました。
なお、比較的小さな噴火とはいえ、周囲には新しい山のMonte Nuovoが生み出されました。

沈黙を守ってきたカンピ・フレグレイが近く噴火する兆候があるとする論文をステファノ・カーリノ博士の
研究チームが科学誌Nature Communicationsで発表しました。研究チームによると、1950年代、1970年代、
1980年代にそれぞれ2年間の不安定な状態が続いたことがありましたが、これらの時期は噴火に必要な
エネルギーに達していなかったのに対して、今回はエネルギーが蓄積しているとのこと。この研究報告は、
イタリア国立地球物理学研究所(NASA)のジュセッペ・デ・ナターレ博士らの研究チームが2016年12月に出した、
カンピ・フレグレイの噴火を引き起こす可能性のあるマグマガスが臨界圧力に近づいているという研究と
親和性を持っています。

カンピ・フレグレイが噴火した場合のシミュレーションによると、ナポリを飲み込む規模で溶岩が広がると予想されています。

Video-simulazione dell'eruzione dei Campi Flegrei (di INGV)


http://gigazine.net/news/20170723-campi-flegrei-supervolcano/
【【緊急】イタリアの巨大火山が噴火目前の臨界状態 科学者が警告 ネアンデルタール人絶滅の原因の火山】の続きを読む