詩織さん実名で会見臨んだ最大理由/インタビュー2著書「総理」で安倍政権について書いた元TBSワシントン支局長山口敬之氏(51)から、準強姦被害を受けたが不起訴とされたのは不当として、検察審査会に審査を申し立てたジャーナリスト詩織さん(28)が30日、日刊スポーツの取材に応じた。(以下抜粋)レイプ被害者は黙っていなければならないのか-。顔を出し、実名で会見に臨んだ最大の理由。「オープンにこの話をしていかないと、捜査も病院も周囲のサポート体制も、社会が変わらない」。レイプ被害における被害者、捜査のあり方を根本から変えるべきと主張する。強姦、準強姦罪などの性犯罪の改正案では親告罪から、被害者の告訴なしに起訴できる非親告罪となる方向だが「本当に変わるべきは一般的な考え方。こういう事件に遭ったら恥ずかしい、黙っていた方がいい、君が傷つくだけ、と言われる。でもその前から十分傷ついている。なのに周りから『傷つく』と断定されると苦しい」と吐露した。ホテルの防犯カメラ映像やタクシー運転手の証言などによると、自立歩行できず無意識で「帰りたい」と言っている。翌朝は逃げるようにホテルを出ているのに性行為について「『NO』と取られない。ハードルが高い。認識を変えていかないと」と訴えた。一部では山口氏が安倍首相に近いことが捜査に影響したと報道されたが「レイプの話は関係ない。分からないパワーはあったかもしれないけど、論点はそこではない」と話す。「安倍首相周辺から警視庁への捜査妨害があったと思うか」と問われると「(捜査員から)直接的には聞いていない」と語った。しかし、捜査段階ごとにさまざまな「障壁」があったのは確かだった。http://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1832407.html
ジャーナリスト詩織さん
【謎の女】詩織さん「デートレイプドラッグを混入された」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-01832413-nksports-soci著書「総理」で安倍政権について書いた元TBSワシントン支局長山口敬之氏(51)から、準強姦(ごうかん)被害を受けたが不起訴とされたのは不当として、検察審査会に審査を申し立てたジャーナリスト詩織さん(28)が30日、日刊スポーツの取材に応じた。事件直前に乗ったタクシーについて、運転手の新証言を明かした。詩織さんの記憶は欠落しているが、運転手は、詩織さんが車に自力で乗り込み、ホテルに行くことを何度も拒んだ後、静かになったと話したという。詩織さんはワインや日本酒を問わず「お酒ですっぽり記憶をなくした経験はなく、被害に気づいて目が覚めた時も、お酒の二日酔いのような状態ではなく、頭がクリアだった」として「デートレイプドラッグを混入されたと思っている」とした。詩織さんの弁護士は、睡眠薬などの悪用により「他人からは普通に行動しているように見えても本人は覚えていないという症状が出るとされており、状況と合致する」と指摘した。