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1:ネタデス@\(^o^)/:2017/11/02(木) 12:13:20.56 ID:CAP_USER9.net
愛知県は、30日に県営名古屋空港(愛知県豊山町)に開業する「あいち航空ミュージアム」に、旧三菱重工業が大江工場(名古屋市港区)で開発、製造した零式艦上戦闘機(ゼロ戦)を展示することを決めた。

 戦闘機の展示には賛否両論が巻き起こる可能性はあるが、大村秀章知事は、わが国の航空機産業を語るうえで、当時最先端の性能、世界的な知名度を誇るゼロ戦を、負の歴史とともに紹介することは意義があると判断した。

 ゼロ戦は、5月に休館した三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所史料室(豊山町)に展示されていた機体を借り受ける。終戦間際に大江工場で生産された「52型甲」で、1983年に南太平洋のヤップ島(ミクロネシア連邦)で発見され、三菱重工が2年かけて復元した。3日に搬入される予定。

 関係者によると、展示には、軽量化に貢献した新素材「超々ジュラルミン」や空気抵抗を減らすため主翼の表面に打ち込んだ「沈頭鋲(ちんとうびょう)」「引き込み脚」など、革新的な技術をパネルで紹介する。併せて、日中戦争(1937~45年)から始まる歴史、設計者・堀越二郎(1903~82年)が特攻隊を嘆く手記、平和への願いをつづった一文などを展示する。

 県はミュージアムを航空関連の産業観光の拠点と位置付ける。ほかに、いずれも愛知県内で開発された戦後初の国産旅客機「YS11」やビジネス機「MU2」「MU300」、純国産のヘリコプター「MH2000」、名古屋市立工業高の生徒らによる「名市工フライヤー」を実機展示する。

 三菱重工は同じ30日に、小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の製造過程などが見学できる「MRJミュージアム」を隣接してオープンする。

 <零式艦上戦闘機(ゼロ戦)> 第2次世界大戦期の日本海軍の主力機。徹底した軽量化が実現した運動性能、航続距離の長さが特徴。初飛行は1939(昭和14)年。終戦までに1万機余が生産された。日中戦争や太平洋戦争初期は圧倒的な優勢を誇ったが、研究され、徐々に優位性は奪われた。戦争末期、乗組員ごと体当たりする「神風特攻隊」に使われた。開発に没頭する堀越二郎をモデルに、宮崎駿監督はアニメ映画「風立ちぬ」を製作した。

配信2017年11月1日 16時00分
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017110190155731.html?ref=rank
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